リフォームを失敗しないように知っておきたい基礎知識と費用の目安
リフォームを失敗しないように知っておきたい基礎知識と費用の目安について詳しく解説したWebサイトです。リフォームする場合は、失敗することが許されません。失敗したらやり直せば良いと簡単にいかないからです。そのためには、押さえておきたいポイントをまとめました。
はじめに
リフォームする場合は、失敗することが許されません。失敗したらやり直せば良いと簡単にいかないからです。そのためには、押さえておきたいポイントがあります。このWebサイトでは【リフォームを失敗しないように知っておきたい基礎知識と費用の目安】について詳しく解説します。計画からスタート・引き渡しで完了しますので、まずは順番に説明してまいりましょう。
計画を立てるにはどうすればいいの?
ご家族での話し合い
自宅に関して不満に感じていることを、話し合って意見を出し合うようにして、改善したいポイントを細かくまとめて整理してゆきます。要望はちょっとしたことでも意見を出してもらうほうがいいです。意見が出尽くしたら、リフォーム箇所に対し、優先順位をどうするのかを決定します。最初にじっくりと話をしておけばリフォーム業者と打ち合わせをする場合でも、話がまとまっているのでスムーズに進みます。
リフォーム事例などの情報収集
家族の要望がきまれば、次にリフォーム事例をインターネット・住宅雑誌・パンフレットで調べることが可能です。どの程度の費用がかかるのかもわかります。実際にショールームに行けばリフォーム施工例もわかりますので、近くにあれば利用するといいでしょう。
予算枠の設定
見積もりを依頼する前に予算を出しておきましょう。パンフレットに記載されている費用は目安でお住まいの状況によって工事費用は違ってきます。事前に捻出できる費用を100万円までなどと設定し、それ以上のリフォームはしないと決めておくと、いくらでも費用はかかってきます。
見積もりを依頼してリフォーム業者を決定します
リフォーム業者は最後まで担当者が一人ついて、相談から設計・施工までサポートしてくれます。デザインを色々とこだわりがあったり、大規模なリフォームをしたりする場合は適しています。
大手の工務店は、プランニングよりも施工そのものを重視する傾向があり、細かい打ち合わせは現場で大工さんと話をしながら決めるのも珍しくありません。部分的なリフォームの場合には適していますし、施工費用も比較的リーズナブルです。
見積もり依頼
相場を知る必要がありますから、複数の会社に依頼するのがいいですし、内容や価格を検討しなければなりませんので3社か4社ほどに相談しましょう。通常は依頼してから2週間ほどで、見積もり書と図面が提出されますが、中には見積もりも有料のところがありますので注意してください。
トラブルを避けるために具体的な施工方法・使用部材まで明記されている会社を選ぶようにしましょう。解体撤去費用・職人の手間賃・材料の単価や数量などはしっかりとチェックするべきポイントですが、この段階の見積もりはあくまで目安になります。
プラン検討
見積もりを依頼した会社からラフプランが提出されますが、お願いした内容が全部盛り込まれているか・希望や趣旨が理解されているかを確認します。ラフプランに基づいた見積もりは正確ではないことが多いですから、提案内容と比べて極端に他社よりも安い場合は、その安い理由を説明してもらうようにしましょう。
契約書の確認とリフォーム工事期間中の対応
契約する前に予算の確認をしましょう
支払条件や工事期間を確認しておきます。リフォーム工事に場合は、しっかりと打ち合わせをしても工事の途中になって、追加して欲しいところや変更して欲しいところがでてくることが多いです。追加の出費に備えて予算は余裕を持っておいてギリギリにしないようにしましょう。
契約書を確認します
目を通して不明点があれば説明してもらい、工事請負契約書に完成日・受渡日が記載されているかをチェックしましょう。工事請負契約約款には詳細に書かれているかを確認しましょう。例えば、引き渡しが遅れた場合の違約金・設計図には立体的な高さ・不可抗力によって損害が発生した場合の対処などです。
工事中の生活
キッチンなどのリフォームの場合は食事に関係してきますので、どのようにするかを考えておきましょう。マンションの場合のリフォームは、搬入作業や工事の騒音でトラブルが発生することもありますから、工事前と工事終了後は挨拶回りをしておきたいですね。管理組合でリフォームの了解を取り付けておくことも必要になります。
施工工事中のポイント
工事中は現場をチェックしてまかせきりにしない!
撤去作業>下地処理>設備設置>取付>仕上げの流れになりますが、それぞれの段階でこまめに現場をチェックするようにしましょう。例えば、建具が垂直であるかとか、床が水平であるかとかは、専門知識を持っていなくても調べることができますが、あまりシビアに確認すると職人に嫌がられますので、気分を害しない程度に配慮することも大事です。
事前のプラン内容に変更が出てきた場合
工事が進むと、変更して欲しくなったり追加して欲しくなったりしますが、担当者や責任者に相談するといいですね。簡単な追加工事でも口頭で金額交渉をするのではなくて書面にして、再見積もりをとる事がトラブル回避のポイントです。
引き渡し
竣工検査
工事が完了したら、担当者と一緒に不備な箇所がないかチェックしますが、仕様書や図面と照合しながら、その通りにできているか確認します。実際に触れてみて給排水の流れや引き出しがスムーズに動くかをチェックし、この段階で不憫があれば手直しを依頼します。
保証期間の確認
リフォーム工事には保証期間があります。竣工検査のときに不備がなくても実際に数日生活すると不都合になってくることもでてきます。保証期間中は無料でメンテナンスをしてくれる条件になっているはずです。連絡先や保証期間を確認しておきましょう。
リフォーム費用の目安
施工内容によってリフォーム費用は違ってきます。どこをリフォームしたいのか・どんな風にリフォームしたいのかで費用が決定されます。次に、(1)水廻り(2)屋内(3)屋外に区分して目安をご紹介しましょう。
水廻りリフォームの目安
キッチンのリフォーム費用
システムキッチンを新しく据えたり、造作したりする場合は100万円程度が必要ですが、システムキッチンの交換ならば50万円程度からです。但し、サイズを変えたり場所を移動したりする場合は追加費用が必要です。システムキッチンのコンロやビルトインオーブンなどの入れかえならば、グレードにもよりますが10万円程度からできます。
バスルームのリフォーム費用
ユニットバス全体を新しくする場合は100万円前後かかりますが、給湯器や浴槽の交換程度ならば30万円から40万円ほどです。
トイレのリフォーム費用
様式便器の交換と壁紙や床材の変更ならばグレードによって差がでますが20万円から60万円になりますが、和式から洋式になる場合は少し料金が高くなり30万円から80万円が目安です。便座に洗浄機能をつける程度ならば小規模工事ですから10万円程度ですが、別途コンセントを増設するならば費用が追加になります。
洗面所のリフォーム費用
カウンター台や洗面ボウルなどを自由にカスタマイズしたい希望があるならば40万円は見ておきたいことで、洗面台のサイズを変えないならば10万円程度で可能です。洗面台のサイズを変える場合は、床や壁の工事も必要ですから25万円は最低でも必要なラインになります。
屋内リフォームの目安
廊下のリフォーム費用
手すりの設置が一番多いですが1メートルあたり1万円から3万円で、クロスや床材の張り替えをするならば10万円程度が必要です。壁面収納を作りたいようならば、造作や電気配線工事も必要ですから50万円から60万円は見ておきましょう。
階段のリフォーム費用
滑り止めや手すりをつける場合は10万円前後でできますが、さらに板材や壁クロスを張り替えたいならば40万円程度が必要です。階段の勾配を変更したいリフォームの場合は、100万円以上かかります。
玄関のリフォーム費用
収納を増やす場合は10万円から20万円ほどで、ドアを交換する場合はグレードによって違いますが20万円から50万円が目安になります。
和室のリフォーム費用
近頃はリビングに畳スペースや小上がりを作るのがトレンドですが、40万円からでグレードや広さによって違います。畳の交換・壁紙やふすま紙の交換ならば6畳で20万円あれば大丈夫でしょう。
洋室のリフォーム費用
和室を洋室にする場合は、収納や天井も代えなければなりませんので50万円は覚悟しましょう。二重窓にするならば、6万円から7万円程度です。子供部屋や寝室の壁・床・天井を自然素材にしたい希望が最近多いですがグレードや部屋の広さによって20万円から30万円が必要です。
ダイニングのリフォーム費用
カウンターを造作する場合は50万円からになり、リビングとキッチンの間取りを変更するならばさらに費用がかかります。ダイニングはキッチンとリビングを一緒にリフォームすることが多いです。ダイニングだけならば、簡単な壁や床の張り替えならば20万円から50万円ほどの予算になります。
リビングルームのリフォーム費用
床暖房を導入する場合、温水式は60万円ほど、電気式は40万円からで、電気式のほうが導入コストは安いですが、温水式の方がランニングコストは安いです。クロスの張り替えはグレードや部屋の広さによって違いますが数万円から10万円ほどです。床のフローリングの張り替えもグレードと面積によりますが平均したら20万円ほどです。
屋外リフォームの目安
庭のリフォーム費用
ウッドデッキを新しく作る場合は30万円からが相場になりますし、手すりをつけると50万円ほどになることが多いです。芝の張り付けは1平米5000円から10000円ほどです。
ベランダのリフォーム費用
サンルームの取付は40万円ほどからです。床の張り替えや屋根の取り付けは20万円ほどで、ベランダを丸ごと変えるならば30万円以上かかります。
外壁のリフォーム費用
外壁塗装は100万円ほどからで外壁の張り替えや150万円以上になります。
屋根のリフォーム費用
塗り替えだけならばグレードや広さによりますが30万円程度からで、補修工事を一緒にする場合は50万円以上かかります。葺き替えをする場合は100万円から200万円は必要です。
エクステリアのリフォーム費用
カーポートを設置したり、門扉を交換したりする場合は10万円台からになり、自宅の周囲にフェンスを設置する場合は50万円以上かかります。門から玄関までのアプローチを一新するとしたら100万円以上はかかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?リフォームを失敗しないように知っておきたい基礎知識と費用の目安をご紹介しましたので、ご理解いただけたと思います。今回のご紹介はあくまでも基本部分です。これ以外に参考になるような情報を随時、ご紹介しますので合わせて参考にしてみてください。役立つ情報が見つかると思います。